ベントレーの12気筒エンジン、最終章へ…『フライングスパー』に「スピード」発表

W12気筒ツインターボエンジンは最大出力635ps

高性能モデルらしい専用のエクステリア

高級時計に着想を得たパフォーマンスインフォテイメントグラフィック

ベントレー・フライングスパー・スピード
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ベントレーは9月6日、『フライングスパー・スピード』(Bentley Flying Spur Speed)を欧州で発表した。現行『フライングスパー』の頂点に位置する高性能モデルになる。

◆W12気筒ツインターボエンジンは最大出力635ps

直噴6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力635ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。トランスミッションは、ZF製の8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WDを組み合わせる。フライングスパー・スピードは、ベントレーのW12エンジンを搭載する最後のモデルのひとつになるという。

4WDシステムは、リアアクスルにトルクが伝達される2WD走行が基本になる。路面状況の変化やスリップの発生を検知すると、自動的に4WDに切り替わり、フロントアクスルにもトルクが伝達される。0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/hの性能を可能にしている。

トルク配分は、選択したドライブダイナミクスモードに応じて変化する。コンフォートモードとベントレーモードでは、システムは最大480Nmのトルクをフロントアクスルに送り、より高いグリップとドライバビリティを追求する。スポーツモードでは、フロントアクスルへのトルクを280Nmに制限し、リアアクスルのトルクレベルを高く保つことで、よりダイナミックなフィーリングを可能にする。また、トルクベクタリング・バイ・ブレーキ・システムにより、各アクスルのトルクが管理される。

◆高性能モデルらしい専用のエクステリア

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フロントグリル、ヘッドランプ、テールランプには、ダークティント仕上げが施され、ロアウィングにはスピードのシグネチャーバッジが付く。22インチのスピードホイールは、ダークティント、グロスブラック、シルバーペイントの3種類の仕上げが選択できる。オプションの22インチスポーツデザインホイールも、グロスブラックまたはペールブロドガーサテンの2種類を用意した。

宝石をちりばめたフューエルフィラーキャップと、オイルフィラーキャップも装備された。ベントレーの「スタイリングスペシフィケーション」は、カーボンファイバー製フロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、トランクリッドスポイラーをセットした。

「ブラックラインスペシフィケーション」も、オプションで選べる。エクステリアブライトウェアには、「フライングB」のマスコット、ラジエーターベーン、マトリックスグリル、サイドウィンドウの周囲、ドア下部とリアバンパーブレードが含まれる。フロントとリアのライトベゼル、ドアハンドル、ウィングベント、エグゾーストアウトレットも、ダーク仕上げとしている。

◆高級時計に着想を得たパフォーマンスインフォテイメントグラフィック

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キャビンでは、乗員の手に触れる部分すべてにダイナミカを使用した。このダイナミカは、「ダイナミカピュア」と呼ばれ、通常のダイナミカと異なり、73%の再生ポリエステルから作られている。インテリアカラーの選択肢は5色から15色に増え、ピアノブラックベニアが標準、クラウンカットウォールナット、ダークステンドバーウォールナット、ダークフィドルバックユーカリが、無償オプションとして追加された。

ドライバーズインフォメーションパネルには、高級クロノグラフからインスピレーションを得た新しいパフォーマンスインフォテイメントグラフィックが表示される。前席は24ウェイ、後席は14ウェイの調節が可能。全席にヒーター、ベンチレーション、マッサージ、2つのメモリーポジションを装備している。キャビンには、スポーツペダル、スピードフェイシアバッジとエンブレム、スピードインナー&アウタートレッドプレートのイルミネーションも採用されている。


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《森脇稔》

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