JFEスチールは、西日本製鉄所(倉敷地区)で、電動車両のモーターなどに使用される電磁鋼板の生産能力を追加で増強を検討する。
同製鉄所では、2024年度完工を目指して高級無方向電磁鋼板の生産能力を増強しているが、さらに追加で能力増強する意向。投資額は500億円規模で、2026年度中に稼働させることを検討する。
自動車の電動化に向けた動きが加速しており、電動車の駆動モーターに必要な高級無方向性電磁鋼板に対する需要は、世界的な環境規制の強化に伴って、急伸が見込まれている。同社は、高級無方向性電磁鋼板の供給体制を増強し、伸びる需要を確実に捕捉していく方針。