ダイムラートラックは、液体水素の新しい補給技術「sLH2」を、リンデエンジニアリングと共同開発した、と発表した(2月7日)。
この技術は、従来のガス状水素に比べて、より高い貯蔵密度、長距離走行、迅速な給油、低コスト、優れたエネルギー効率を実現する。両社は、水素動力トラック用の共通給油基準としてsLH2を確立し、ISO規格を通じてすべての関心を持つ者に技術を公開することを目指している。
sLH2は、従来の液体またはガス状水素補給コンセプトと比較して、シンプルでありながら性能を向上させる。新しい水素補給ステーションは、1時間あたり400キログラムの液体水素を供給する能力を持つ。また、水素ステーションの投資コストは2から3分の1に、運用コストは5から6倍低くなる。今日、液体水素はヨーロッパ全域で信頼性を持って供給されている。