「カタマリとカタマリがぶつかっている、陰影がはっきりした彫刻のようなデザイン」の新型車『ヴェロッサ』は「ファッションの発信地、イタリア・ミラノの石畳と石造りの町並みをイメージ」しているという。
しかし量産化に向けてのデザインを担当した関東自動車工業デザイン部の今村謙介グループリーダーは、「チーフエンジニアは実際にミラノに行ってきて、イメージについて話もされていましたが、作っているときはそれほど意識はしませんでした」と語る。
ヴェロッサでは細部にもこだわってデザインを進めたという。ヘッドライトやテールランプは実際に光るところ以上に大きくなっているが、これは機能だけではなく、全体のバランスを考えて大きさを決定したため。ヘッドライト後部の模様や、テールランプの反射板などは一つ一つのパターンを手で描いたりしながら作ったそうだ。