セダンタイプの『カローラ・アクシオ』に遅れること約2週間、2BOXタイプのトヨタ『オーリス』は『カローラ・ランクス/アレックス』の後継ではなく、全く新しいクルマという。
後継車ではない証しとして、トヨタの発表資料には「前モデルに比べて…」という表現が見当たらない。通常のモデルチェンジであれば、前モデルに対して全長が何cmプラスで室内長は何cmプラスといった説明がなされている。
事実上の前モデルとなる『アレックス』を扱っていた販売側の対応も同様だ。
ネッツ営業本部部長の関島誠一氏は、ユーザー層について「クルマを操って楽しむようなユーザー。子育てが終わった年代の人たちなども含み、より幅広い層に乗ってほしい」と語る。いままでのこのクラスの2BOXのような“女性”ユーザーがメインというセールス方針ではないようだ。
また、カローラ店扱いだったランクスについての後継車も用意されない。
今回オーリスに用意されたエンジンは1.5リットルと1.8リットル。変速機はすべてCVTとなる。カローラ・ランクス/アレックスでは存在したMTや、それ以外のエンジン展開など、今後のバリエーションについては明らかにされなかった。