東京オートサロン08の、幕張メッセ・東ホールでひときわ大きいトヨタ自動車ブースでは、“concept”という名が付く2台が異彩を放っている。
まずは、服部尚貴氏など、TGDA(トヨタGTドライバーアソシエーション)のドライバーたちがプロデュースしたスペシャル・カスタマイズドカー『Mark X Zio TGDA Concept』。デザインはレーシングカーデザイナーの由良拓也氏が手がけ、TRDの協力とともに完成した1台だ。特徴は、このまますぐにでもワンメイクレースに出れそうな完成度でありながら、ちゃんと大人4人が乗れること。室内にはTRDxRECAROフルバケットシートが4席設けられている。
いっぽう、『BLADE TRD concept R』は、TRDが提案するレーシングカーコンセプトとして、トヨタのプレミアムハッチバックの『ブレイド』をベースにカスタムされた1台。専用カーボンボンネットをはじめとするエクステリアは、その多くが専用パーツだ。またそれらとともに、TRD製プッシュスタートスイッチや、sabelt製4点式シートベルトが組み合わさっている。