アイシン精機は「HVAC&R JAPAN2012(第37回冷凍・空調・暖房展)」(14~17日)に、自慢のガスヒートポンプを出品した。その核になる部分に『スターレット』の1.0リットルのエンジンが使われているという。
スターレットといえば、1973年に初代が発売されて以降、5代目の1999年まで生産されたトヨタ自動車を代表する車である。そのエンジンがいまも形を変えた商品として生き残っているわけだ。
「当社は1987年からヒートポンプを製造していますが、当時からずっと車のエンジンを使ってつくっているのです」と同社関係者は話し、今後もスターレットのエンジンを使い続けていくという。それはもちろんコストの問題もあろうが、いいものは大事に長く使うという必要性を訴えているのかも知れない。