【日産 ラティオ 新型発売】“コンパクトセダン・グローバル戦略車”に磨きをかけて

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日産・ラティオ
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  • 日産自動車片桐隆夫副社長

日産自動車は、『ラティオ』をフルモデルチェンジし、発売を開始した。

「(先代)ラティオは“コンパクトセダン・グローバル戦略車”として、日本、米国のような成熟市場。そして、中国、インド、ブラジル等の新興国、その双方の地域の、世界中のユーザーが共通してセダンに求めるものは何かということを突き詰めて開発してきました」とは、同社片桐隆夫副社長の弁。また、「生産工場についても、中国、メキシコ、タイ、インドと戦略的な4か所の配置を行い、高品質と高効率を実現するための努力を重ねてきました。その結果、新興国各国での成長を牽引する強い原動力となるとともに、先進国の米国でもユーザーから大変好評で、これまでにグローバルで約50万台を販売しています」と述べる。

そして、日本市場については、「初代ラティオは2004年10月に日本市場に投入。くつろぎの室内空間にモダンなデザインを備え、小型セダンの新しい市場を創造しました。ユーザーからも大変好評で、現在では国内市場において、約13万台を超える保有台数を持つに至っています」という。

この新型ラティオを購入するユーザーに関して片桐副社長は、「継続してセダンを乗り継ぐ成熟した大人のユーザーと、法人の営業用車両として使うユーザーが半々」だとし、「共通して、フォーマルなエクステリア、後席の快適性を中心とする広く快適な室内空間。そして、経済性と環境性能。これら3点を重視されます」とする。この3点は、新興国のユーザーが、コンパクトセダンに求める商品要件とも重なることから、「我々は特にこの3つの点を重視して“コンパクトセダン・グローバル戦略車”の磨きをかけてきたのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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