アウディが5月8日、オーストリアで開幕したフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント、「Wortherseeツアー」でワールドプレミアした『TTウルトラ クワトロ コンセプト』。同車をルマン優勝ドライバーがテストする映像が、ネット上で公開されている。
TTウルトラ クワトロ コンセプトは、アウディ『TT』をベースにしたコンセプトカー。徹底した軽量化を追求しているのが特徴だ。具体的には、ボディ構造でマイナス43kg。リアエンドやセンタートンネル、Bピラー、ルーフ内部のCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)化などの部品関連でマイナス100kg。トータルで約300kgもの軽量化に成功。車両重量は1111kgに抑えられた。
搭載エンジンは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」。最大出力310ps、最大トルク40.8kgmを発生する。アウディによると、パワーウェイトレシオは3.6kg/psとスーパーカー並み。0-100km/h加速は4.2秒と、軽量化の効果で速い。
アウディが5月8日、公式サイトで公開した映像には、2012年のルマン24時間耐久レースを、アウディ『R18 e-トロン クワトロ』で制したアンドレ・ロッテラー選手が登場。TTウルトラ クワトロ コンセプトの走りを満喫している。