商船三井、MOLコンフォートの監視活動を終了「徹底的な事故原因を究明」

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商船三井は、沈没したコンテナ船「MOLコンフォート」の監視活動を終了したと発表した。

MOLコンフォートは、インド洋を航行中に船体が中央部で2つに破断し、船体後半部が沈没したのに加え、曳航船で曳航していた船体前半部も7月11日午前4時頃(日本時間)、北緯19度56分/東経65度25分付近の公海に沈没した。

同社では、沈没後も監視船を現場にとどめ、油の流出の有無と浮遊コンテナの状況を監視していた。沈没後、一部で油が確認されたが、その後、油膜は認められなくなった。

また、浮遊していたコンテナも、その大部分が海没し、時間とともに確認が困難な状況になった。同社では、これらの事実をインド沿岸警備隊に通報の上、監視活動を終了し、監視船は現場を離れた。

同社では、徹底的な事故原因究明を進めるとしている。ただ、2つに破断した船体は両方とも水深3000~4000メートルの海域に沈没し、引き揚げは困難なため、破断の原因究明も難しいと見られる。コンテナの荷主との補償交渉なども今後、本格化する見通し。

《レスポンス編集部》

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