11月19日、米国カリフォルニア州で開幕したロサンゼルスモーターショー13。ホンダのブースでは、見慣れないコンセプトカーが、さりげなく置かれていた。
このコンセプトカーは、ホンダのカナダ部門が手がけた『GEAR』(ギア)。今年1月、カナダで開催されたモントリオールモーターショー13でワールドプレミアされたが、今回、ロサンゼルスモーターショー13で米国デビューを飾っている。
GEARは、1975年から1989年までに生まれた、いわゆる「ジェネレーションY」をターゲットにした都市型サブコンパクトカーの提案。ホンダによると、固定ギアタイプの自転車をモチーフにしたデザインは、シンプルで使いやすく、カスタマイズの素材としても最適という。コネクティビリティやパーソナリティも追求された。
外観は、ボンネットからフロントウィンドウへと続く一直線のラインや、ガーニッシュとブラック仕上げのリアウインドウを一体で見せるリアデザインが斬新。ホイールのリムにボディカラーと同じ赤を入れたり、センター出しのマフラーを4本デザインとするなど、遊び心も感じさせるコンセプトカー。
なおこのGEAR、あくまでスタディモデルであり、市販の予定はないという。