イタリア・ミラノに本拠を置くデザイン会社、ベルトーネ。同社が、破産手続きに入ったことが分かった。
これは3月18日、英国の『ザ・テレグラフ』が報じたもの。同メディアの取材に応じたベルトーネの広報担当者は、裁判所に破産を申請する手続きに入ったことを認めたという。
ここ数年、ジュネーブモーターショーなどにコンセプトカーを出品。そのデザイン力の高さをアピールしてきたベルトーネ。2012年に創業100周年を迎えたイタリアの名門デザイン工房に、何が起きたのか。
同メディアによると、ベルトーネが破産手続きに入ったのは、資金繰りの悪化が原因だという。
ベルトーネの広報担当者は、同メディアに対して、「すでに従業員は、1か月前から自宅待機」と、会社が休止状態にあるとした上で、「4月末までに新たなオーナーが見つからない場合、破産を宣言することになるだろう」とコメントしている。