フランスの自動車大手、ルノーの韓国子会社、ルノーサムスン。同社が、大胆な成長計画を発表した。
これは、韓国を訪れたルノーのカルロス・ゴーンCEOが明らかにしたもの。同CEOが、ルノーサムスンの新たな戦略計画を公表している。
新戦略計画の柱になるのが、生産台数の大幅な増加。2016年には、2013年実績比で70%増の年間22万台へ、ルノーサムスンの生産能力を引き上げる。
この増産計画に重要な役割を果たすのが、日産自動車。ルノーサムスンは2014年後半から、韓国の釜山工場で新型日産『ローグ』(新型『エクストレイル』の兄弟車)の生産を開始する予定。年産8万台の多くを、北米市場へ輸出する。
また、ルノーサムスンは、「韓国新車市場でトップ3に入る自動車メーカーになる」と宣言。首位のヒュンダイモーター、2位のキアモーターズを追撃する姿勢を鮮明にしている。