ドイツ自動車大手のダイムラーは10月7日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の9月世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は、9月としては過去最高の16万9516台。前年同月比は11.9%増と、19か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、メルセデスベンツが16万2746台を販売。前年同月比は13.8%増と、19か月連続の前年超え。スマートは6770台にとどまり、前年同月比は20.6%減。2か月ぶりに前年実績を下回る。
市場別では、欧州が7万7548台を販売。前年同月比は9.1%増と、9か月連続のプラス。このうち、地元ドイツは2.7%増の2万3506台と、5か月ぶりに前年実績を上回る。中国(香港を含む)は、2万5244台。前年同月比は23.9%増で、19か月連続で前年実績を上回った。
また、米国は2万7315台を販売し、前年同月比は10.6%増と、37か月連続の前年実績超え。日本は7941台を売り上げ、前年同月比は11.8%増と、3か月連続で増加。
メルセデスベンツブランドの1-9月実績では、新型『Aクラス』が、『Bクラス』、『CLAクラス』、『GLAクラス』と合計で、33万5190台を販売。前年同期に対して、25.3%もの伸びを示す。大幅改良モデルを投入した『Eクラス』は1‐9月で26万0997台を売り上げ、前年同期比は12.4%増。新型『Sクラス』も1-9月は7万5391台を販売し、前年同月比は105.8%増と、引き続き好調。
『Mクラス』や『GLKクラス』などのSUVは1‐9月、合計で過去最高の25万0896台を販売。前年同期比は6.3%増だった。
メルセデスベンツの2014年1‐9月世界販売は、前年同期比11.1%増の126万2026台。ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門の営業担当、オーラ・ケレニウス取締役は、「9月、第3四半期(7-9月)ともに、過去最高の販売実績。第4四半期(10-12月)も始まり、通年で2桁増が期待できる」と語っている。