フランスの自動車大手、ルノーが10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14でワールドプレミアした新型『エスパス』。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
エスパスは、ルノーの最上級ミニバン。ルノーは2013年9月、フランクフルトモーターショー13にコンセプトカーの『イニシャル パリ』(『Initiale Paris』)を出品。その市販版として、パリモーターショー14で発表されたのが、新型エスパス。
ルノーは新型エスパスを、ミニバンではなくクロスオーバー車に位置付け。先代よりも全高を低くしながら、最低地上高は引き上げられた。また、新型エスパスは、ルノーの新世代モジュラー車台、「CMF」を最初に採用。車両重量は先代比で、最大250kg軽い。
室内は、2列シートの5名乗りと、3列シートの7名乗りを設定。シートをワンタッチで格納できる先進のシステムを採用する。パノラミック・ウインドスクリーンが標準。ダッシュボードには、新開発の8.7インチのタブレット型端末を用意。最新のインフォテインメント、「Rリンク2」に対応する。
搭載エンジンは、「エナジー」と命名。ガソリン1、ディーゼル2の合計3ユニットを設定する。「EDC」と呼ばれるシフト・バイ・ワイヤのATと、MTが選択可能。4輪ステアリングの「4コントロール」も採用。
ルノーは10月2日、新型エスパスの映像を、公式サイトを通じて配信。未来的なクロスオーバー車の姿を紹介している。