ドイツ自動車大手のダイムラーは2015年1月9日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の2014年世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は、年間販売の新記録となる173万9854台。前年比は11.4%増だった。
ブランド別では、メルセデスベンツが165万0010台を販売。前年比は12.9%増と伸びた。スマートは8万9844台にとどまり、前年比は10.9%減と、2年連続のマイナス。
市場別では、欧州が72万2732台を販売。前年比は9.4%増と、前年実績を超えた。このうち、地元ドイツは26万1050台を売り上げ、前年比は2.3%増と、3年ぶりに前年実績を上回る。
中国(香港を含む)は、28万1588台。前年比は29.1%増と、2年連続で2桁増。また米国は、前年比5.7%増の33万0391台と、過去最高を記録。日本は6万0663台を売り上げ、前年比は14.4%増と2桁の伸びが続く。
メルセデスベンツブランドでは、新型『Aクラス』が『Bクラス』、『CLAクラス』、『GLAクラス』と合計で、46万3152台を販売。前年比は24.7%増と大きく伸びた。『Cクラス』は新型発売により、前年比4.4%増の31万6792台と回復。大幅改良モデルを投入した『Eクラス』は、前年比6.2%増の25万7571台と、過去最高。
SUVは2014年、合計で過去最高の34万1788台を販売。前年比は5.3%増と好調だった。主力の『Mクラス』が、前年比8.7%増。『GLKクラス』は7.7%増、『Gクラス』は10.4%増。
ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、「メルセデスベンツブランドの成功は続いている。史上、最高の販売結果は、メルセデスベンツの新商品投入の成果」と述べている。