日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは11月2日、10月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は、10月としてはブランド27年の歴史において、過去最高の1万9241台。前年同月比は5%増と、引き続き前年実績を上回った。
市場別では、最大市場のアメリカ(北米と南米)が、1万1208台と牽引。前年同月比は1%増と微増ながら、2か月連続の前年実績超え。
中国は10月、10月の新記録の約3800台を販売。前年同月比は2%増と、4か月連続で増加した。アジア(韓国と台湾など)とオセアニア(オーストラリアなど)では10月、560台を販売。前年同月比は66%増と、2桁の伸びを保つ。
西欧では1‐10月、約1万4200台を販売し、前年同月比は147%の大幅増。これは新型プレミアムコンパクト、『Q30』を1月に発売した効果。
インフィニティの2015年世界販売は、過去最高の21万5250台。前年比は16%増。2014年の年間販売台数を上回り、新たな販売記録を打ち立てた。2016年1-10月は、前年同期比6%増の18万3877台と過去最高。
インフィニティのローランド・クルーガー社長は、「世界中の顧客が、インフィニティの躍動的なデザイン、優れたパフォーマンスや運転支援技術、燃費性能などを認めている」と述べている。