ポルシェ マカン 改良新型、10.9インチの新開発ディスプレイ…パリモーターショー2018で発表へ

累計販売台数が4年で35万超

シャーシを再チューニング

ダッシュボードのデザインを変更、10.9インチディスプレイを搭載

ポルシェ・マカン改良新型
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累計販売台数が4年で35万超

ポルシェは10月2日、『マカン』(Porsche Macan)の改良新型を欧州市場で発売すると発表した。実車は10月2日(日本時間10月2日夜)、フランスで開幕するパリモーターショー2018で初公開される予定。

マカンは2013年秋、ロサンゼルスモーターショー2013において、『カイエン』の下に位置するSUVとして発表。2014年の発売以来、世界累計販売が35万台を超える成功を収めてきた。そのマカンがデビューからおよそ4年が経過し、初の本格改良を実施した。

シャーシを再チューニング

改良新型には、最新のLEDテクノロジーを導入。LEDヘッドライトが標準装備される。リアには新たに、立体的なLEDテールライトストリップを採用。『パナメーラ』などポルシェの最新モデル同様、横一列につながる新デザインのテールランプが特徴。4灯式ブレーキランプも新しい。

改良新型では、さらなる走行性能を追求し、シャーシを再チューニング。ポルシェによると、走行安定性を維持しながら、快適性を向上させているという。性能を高めた新開発タイヤを採用。20インチまたは21インチのホイールもデザインを一新している。
ポルシェ・マカン改良新型ポルシェ・マカン改良新型
インテリアでは、ダッシュボードのデザインを変更。『911』シリーズと共通の小径マルチファンクションGTスポーツステアリングをオプションで用意した。ステアリングホイールに、モードスイッチやスポーツレスポンスボタンを配置。「スポーツクロノパッケージ」の一部として、改良新型マカンに設定される。

ダッシュボードのデザインを変更、10.9インチディスプレイを搭載

また、改良新型には、最新のコネクティビティを採用。改良新型マカンには、10.9インチのタッチスクリーンディスプレイを新たに搭載。従来の7インチから拡大されたフルHDタッチスクリーンが、新デザインのダッシュボードに組み込まれた。新開発の「ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント」(PCM)を通じて、改良新型マカンはコネクティビティや多くのデジタル機能を提供。インフォテインメントシステムのユーザーインターフェイスは、『パナメーラ』や『カイエン』同様、カスタマイズできる。

改良新型マカンの全グレードに、「ポルシェコネクトプラス」を標準装備し、オンラインサービスとインターネットにアクセスすることが可能。リアルタイム交通情報表示を備えたオンラインナビゲーションも装備される。各デジタル機能は、ボイスコントロールなどで直感的に操作できる。オンラインナビゲーションと携帯電話接続システム、2つのオーディオインターフェイスとボイスコントロールを標準装備。通信関連ではLTE通信モジュールとSIMカードリーダーを備えたポルシェコネクトプラスとWLANホットスポット、ポルシェコネクトサービスが主な標準装備となる。クラウドは常にアップデートされたデータをドライバーに提供し、素早く的確なルート計算を可能にする。「オフロードプレシジョンアプリ」も新採用。これは、起伏に富んだ地形の走行を詳細に記録し、録画をしてドライバーの技術向上を支援する。
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改良新型には、最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用。改良新型マカンでは、新たに「トラフィックジャムアシスト」などの機能を「アダプティブクルーズコントロール」に統合。60km/hを上限に作動し、快適でリラックスできるドライブ体験を提供する。このシステムでは、部分自動運転が可能。前走車に追従して、アクセルとブレーキを車両がコントロール。加速と減速を半自動で行い、ドライバーは渋滞中および流れの遅い交通状況で走行レーンをキープすることができる。渋滞や低速時には、ステアリングの操舵の支援も行う。

また、「ポルシェ・ダイナミック・ライト・システムプラス」(PDLS)をオプション設定。ヘッドライトの配光パターンを、走行状況に応じて最適に制御。4灯式ウエルカムホームライトによって独特な外観を生み出すとともに、最適な照度によって路面を明るく照らすことができる。

《森脇稔》

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