船も電動化の時代、EV船の開発・海運サービス会社が発足

e5のゼロエミッションEV船(イメージ)
  • e5のゼロエミッションEV船(イメージ)

旭タンカー、エクセノヤマミズ、商船三井、三菱商事は8月6日、電気推進船(EV)を中心とした新しい海運インフラサービスの提供に向けて戦略的提携することで合意し、新会社「株式会社e5(イーファイブ)ラボ」を設立したと発表した。

e5ラボの資本金は5000万円。旭タンカーが30%、エクセノヤマミズが30%、商船三井が20%、三菱商事が20%出資する。

新会社は海運が直面する課題の解決に向けて4社が強みを持つ技術・ノウハウ・ネットワークを集結し、EV船や最先端技術を駆使した海運インフラサービスを提供するプラットフォームを構築する。

まず2021年半ばまでに、東京湾内で運航する内航タンカーを、大容量電池駆動による世界初のゼロエミッションタンカーとなるEVタンカーの実用化を目指す。これと平行して、タンカー以外の内航船種のEV化をすすめる。

また、内航船に加えて外航船のEV化も積極的に推進し、IMO(国際海事機関)の温室効果ガス削減戦略である「2050年までにGHG排出を2008年対比50%以上削減」をいち早く達成させるために必要な技術・人材・運用ノウハウを集積する。

《レスポンス編集部》

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