FCAが黒字回復、北米事業が好調 2020年第3四半期決算

FCAのイタリア、トリノ本社
  • FCAのイタリア、トリノ本社
  • ジープ・グランドチェロキー(米国仕様)
  • ラム 1500 (米国仕様)

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月28日、2020年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。

同社の発表によると、第3四半期の売上高は258億1400万ユーロ(約3兆1510億円)。前年同期の273億2200万ユーロに対して、5.5%減と2年連続のマイナスとなった。

一方、第3四半期の純利益は、12億0500万ユーロ(約1470億円)だった。前年同期の1億7900万ユーロの赤字から、黒字回復を果たしている。

黒字決算となった大きな要因は、主力の北米事業の好調さにある。第3四半期は米国市場において、利益率の高いジープブランドや大型ピックアップトラックの販売が伸びた。

FCAのマイク・マンリーCEOは、「第3四半期の記録的な業績は、北米での驚異的なパフォーマンスによって達成された。多くのブランドで新型車を発表した。引き続き、電動化へのグローバル投資も加速している」と述べている。

《森脇稔》

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