ロールスロイスモーターカーズ(Rolls-Royce Motor Cars)は4月8日、2021年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は第1四半期の新記録となる1380台。前年同期比は62%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。
1380台の販売台数は、2019年に打ち立てた第1四半期の記録を上回るもの。この販売実績は、ロールスロイスモーターカーズの116年の歴史において、過去最高という。
市場別では、中国、米国、アジア太平洋が好調だった。日本国内では第1四半期、64台を販売した。前年同期比は28%増と、2桁増を達成している。
ロールスロイスは現在、ブランド初のSUVの『カリナン』をはじめ、『ゴースト』、『ファントム』、『レイス』、『ドーン』をラインナップしている。第1四半期実績では、新型を投入したゴーストやSUVのカリナンに対する需要が根強い。ロールスロイスの全モデルに対する予約受注は、2021年後半の生産分まで埋まっているという。
ロールスロイスの2020年の世界新車販売台数は、3756台。前年比は26.4%減と、3年ぶりに前年実績を下回っている。