ルーマニアを拠点とする自動車メーカー、「ダチア」が開発を進める新型オフローダーの市販型プロトタイプをカメラが捉えた。
車名の無いこの新型モデルは、現在発売されている「ロガン MCV」の代替えモデルとなるようだ。ロガンMCVは、2009年のジュネーブモーターショーで、「ロガン ステップ」として初公開、同年10月に発売されたモデルだ。
これまでボディ前後が完全にカモフラージュされたプロトタイプを目撃していたが、今回は偽装も削ぎ落とされ、「ロガン セダン/ハッチバック」とは異なるクロムで装飾されたラジエーターグリルを装備。後部ではショルダーと垂直のリアライン、テールライトなどを備えるボルボ風デザインが見てとれるほか、より高い最低地上高や頑丈に見えるボディも確認できる。
市販型では、ルノー日産の「CMF-B」プラットフォームの簡略版を採用、コストを抑える戦略がとられる。この新しい7人乗りは、エンジンとギアボックスの両方をロガン セダンと共有すると予想され、新しい派手な「ダチア」ロゴを装着した最初のダチアモデルとなる。
新型オフローダーのワールドプレミアは、2021年9月にミュンヘンで開催されるIAAが濃厚となっており、車名は「Stepway」が有力候補の1つとなっている。