ギリギリの数字、追加生産のホンダ『S660』…650止まりのわけ

ホンダS660 α
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生産終了が決定し、いったん受注を終了したホンダの軽2シータースポーツ『S660』。惜しむ声は大きく、商談中に売切れとなった人もいた。そこでホンダは急遽、650台の追加生産を決定した。これが「660」台だったら洒落になっていたのだが。

台数を500や1000ではなく650と刻んできたなら、なぜ車名に絡めて660にしなかったのか。実際、2015年のモデル発表記念の「S660コンセプトエディション」は660台の設定だった。追加生産台数がわずか10台違いの650台になった理由はなんなのだろうか? ホンダに尋ねてみたところ、ホンダでも、SNSなどで「なぜ660台にしなかったのか」など話題になっているのは認識しているという。

ホンダでは一部部品の供給制限による台数制限と発表していたが、具体的な部品名については明かされなかった。もともと生産終了の時期は2022年3月末で、この予定は動いていない。台数については、今年度中に生産予定だった数に加えて+αでどれだけ追加で生産できるかを、製作所(ホンダオートボディー)含め各部品メーカーに確認したという。

「出来る限りの調整をした結果650台という数になっています。決して狙った台数ではないことをご理解いただけますと幸いです」(ホンダ)

台数的にも、時間的にも、今回が最後の販売だ。これ以上追加で生産することはないのだ……。

《高木啓》

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