アルピーヌ世界販売74%増、2年ぶりに増加 2021年

アルピーヌ A110 リネージ GT 2021
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ルノーグループ傘下のアルピーヌ(Alpine)は1月17日、2021年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は2659台。前年比は74%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。

2021年の市場別の販売実績では、フランス本国が前年比117.5%増の1618台と牽引した。英国は、前年比92.4%増の202台と伸びた。ドイツは28.9%増の214台、スイスは32.9%増の93台、イタリアは78.9%増の34台、スペインは135.7%増の33台、ポルトガルは83.3%増の11台と好調だった。

アルピーヌは、フランスを中心にヨーロッパ全体で100のディーラーのネットワークを擁する。2021年には、25の新しい販売拠点が加わった。2022年には、ヨーロッパとその他の地域に、50の販売拠点を追加する計画だ。

好調な販売の要因のひとつが、欧州向けの限定車の『A110リネージGT』。シリーズの頂点に位置する『A110S』と同じパワートレインを搭載する。1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、さらなる高性能化を求めてチューニングした。ターボチャージャーのブースト圧は、より高いパフォーマンスを実現するために、0.4バールに引き上げた。

その結果、最大出力はプラス40psの292ps/6400rpmを獲得する。最大トルクは32.6kgmと変わらないが、2000~6400rpmの幅広い領域で、発生し続ける特性とした。トランスミッションはゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。車両重量は1134kg。動力性能は、0~100km/h加速を4.4秒で駆け抜け、最高速は250km/hに到達する。

《森脇稔》

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