DSは3月10日、欧州で最も売れている30の自動車ブランドの中で、1台あたりの平均CO2排出量が最も少ない97.3g/kmになった、と発表した。
今回の発表は、DSの電動化に対する継続的な取り組みの成果になる。DSは2019年以降、『DS 7クロスバック』にプラグインハイブリッド車(PHV)、『DS 3クロスバック』にEV、『DS 9』にPHVを設定してきた。
中でも、『DS 3クロスバックE-TENSE』は、DSブランド初のフルEVだ。同車には、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを発生するモーターを搭載し、0~50km/h加速3.3秒、0~100km/h加速8.7秒の性能を発揮する。バッテリーは蓄電容量50kWhのリチウムイオンだ。1回の充電での航続は、WLTPサイクルで320kmとした。
また、PHVでは、DS 7クロスバックE-TENSEとDS9 E-TENSEの顧客の1日の平均走行距離は72kmで、その70%をEVモードで走行。この割合は、ポルトガルでは78%、ベルギーでは77%に達したという。
DSの2021年の世界新車販売において、電動モデルの「E-TENSE」の割合は35%を占めた。DSは2024年から登場する新型車を、すべてEVにする計画だ。