ホンダは、7月21日より発売する原付二種の新型レジャーバイク『ダックス125』を、「東京モーターサイクルショー2022」に先行展示した。1969年に発売した車載可能なレジャーバイク『ダックスホンダ』の再来だ。
かつてのダックスホンダは、ショートホイールベースの『モンキー』に対し、Tボーンフレームによる低重心で長いホイールベースが特徴。ダックスフントを連想させる愛らしいスタイルで人気を集めた。1981年に一旦、生産終了となるが1995年に復刻。しかし、排出ガスへの未適応により1999年、惜しまれながら生産終了となった。
新型のダックス125は、このダックスホンダを現代に再定義した原付二種のレジャーバイク。休日をライダー一人だけでなく、大切な家族や仲間とともに楽しみ、より充実したバイクライフを過ごしてもらうことを目指したモデルだ。
パワーユニットは空冷4ストロークOHC 123cc単気筒エンジンと自動遠心クラッチ式4速トランスミッションの組み合わせ。最高出力9.4ps/最大トルク11Nmを発生し、最新の排出ガス規制に対応する。
ホンダ ダックス125(東京モーターサイクルショー2022)コンパクトなサイズながら2人乗りが容易なロングタイプのダブルシートとグラブバーを採用しているのも特徴だ。マフラーガードや、車体左側面のカバーなど随所にクロームメッキのパーツを配し、愛らしさの中にも上質感を感じさせる。
会場には、懐かしさと上質さを感じさせる「パールネビュラレッド」と、都会的な風景に溶け込む「パールカデットグレー」2色のモデルが展示され、来場者の注目を集めていた。