V型6気筒つながりでフェラーリ296GTBとディーノを語る

スクーデリア No.136
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スクーデリア No.136
発行:ネコ・パブリッシング
定価:2860円
ISBN978-4-7770-2633-3

日本唯一のフェラーリ専門誌『SCUDERIA(スクーデリア)』の最新号となるNo.136が発売された。V型6気筒の『296GTB』が登場したことから、同じ形状のV型6気筒エンジンを搭載する『ディーノ』と合わせて特集している。

スクーデリア No.136スクーデリア No.136

冒頭に登場するディーノは元レーシングドライバーで、現自動車ジャーナリストの太田哲也氏が所有するシルバーの246GTで、その日本でのヒストリーとオーナーである太田氏がその想いとともに、別個体で実際に試乗した印象が記されているのは興味深い。

さらに"イタリアのディーノ駆け込み寺"と呼ばれる、ディーノ・ポイントを、イタリアに精通しているジャーナリストでありマセラティクラブオブジャパン会長の越湖信一氏が日本人として初取材していることも見逃せない。ディーノに関連するクルマ、例えばフィアット『ディーノ』をはじめ、ティーポ135系エンジンを搭載するランチア『ストラトス』まで範疇に収めるこのショップを紹介する記事は他では見られない貴重なものだ。

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また、296GTBをテストしたジャーナリストたちのインプレッションのほか、2022年フェラーリF1マシンの解説とともに辛くも締め切りに間に合ったF1バーレーングランプリの結果も伝えられるなど、全編を通して編集者の苦労が伺われる読み応えのある1冊だ。

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《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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