ブレーキパッドには慣らし運転が必要。最近のパッドは焼いてあるから不要という話もあるが、それでも慣らし運転をして悪いことはなにもない。しかも、じつは毎日慣らしをしたほうがいいかもしれない。
ブレーキパッドはさまざまな繊維と樹脂をプレスして、高温で焼いてできている。サーキット走行やレース用のパッドは、その主成分が鉄分になり、熱に強くなっている。どちらも製造時には高温で焼いてあるが、スポーツパッドならクルマに取り付けて強めのブレーキを繰り返す「焼き入れ」をすることで、内部の樹脂が焼けることによって出るガス(煙)を出す。この作業が必須と言われていた。
パッドが高温になると、内部からガスが発生する。このガスによってブレーキローターからパッドが浮いてしまう。浮いてしまうからまったく効かなくなってしまう。これがフェード現象と呼ばれるもの。峠道で突然ブレーキが効かなくなってしまう原因はフェード現象であることが多い。
●焼きを入れる慣らしでパッドは成長する
●慣らしのもうひとつの意味は被膜を作ること
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