使用済タイヤを循環リサイクル、ブリヂストンとENEOSが実証実験開始

精密熱分解によるケミカルリサイクルの概念図
  • 精密熱分解によるケミカルリサイクルの概念図
  • 回収されたカーボンブラック(左)と分解油(右)

ブリヂストンは6月8日、ブリヂストン イノベーション パーク(東京都小平市)内に実証機を導入し、使用済タイヤを熱分解することによって分解油や再生カーボンブラックを生成する取り組みを開始した。

今回の取り組みは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発」にて実施する2つの研究開発テーマのうちの1つで、ENEOSと進めている共同プロジェクト。ブリヂストンが精密熱分解の技術を、ENEOSが精密熱分解して得られる分解油からブタジエンなどを精製する技術をそれぞれ研究・開発し、共創を進めている。


《纐纈敏也@DAYS》

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