ステランティス(Stellantis)は10月9日、プジョー、シトロエン、フィアットなど傘下の6ブランドの新型商用車を10月23日に初公開すると発表した。
当日は、プジョー、シトロエン、フィアット、オペル、ラム、ボクスホールの各ブランドのCEOが、主要製品の発表を行う予定だ。ステランティスの商用車部門は、中期戦略計画の「デアフォワード2030」で示された7つの付加価値事業部門のひとつに位置づけられている。
ステランティスはヨーロッパにおいて、商用車ビジネスをより確固たるものにしていく方針だ。北米においては、商用車のさらなるポジショニング強化を図っていく。その上で、電動商用車のリーダーを目指している。これまでの知見と統合による相乗効果を活用し、今後数年間の間にすべての製品ラインアップとすべての地域において、商用車の電動化を推進していく。これには、水素燃料電池パワートレイン搭載の中型バンの市場投入が含まれている。
ステランティスの電動化ロードマップは、サプライチェーンの上流から下流までを網羅している。同社の電動車両用バッテリーの調達戦略には2025年までに130GWh以上を確保することが含まれており、2030年までには260GWhを調達する計画だ。バッテリーと付随するコンポーネントの調達には、北米とヨーロッパにある5つの「ギガファクトリー」が重要な役割を果たす。