ホンダとGMの合弁、水素燃料電池の生産開始…耐久性を2倍に向上

ホンダとGMの合弁会社「Fuel Cell System Manufacturing LLC(FCSM)」で水素燃料電池システムの生産を開始
  • ホンダとGMの合弁会社「Fuel Cell System Manufacturing LLC(FCSM)」で水素燃料電池システムの生産を開始
  • ホンダとGMの合弁会社「Fuel Cell System Manufacturing LLC(FCSM)」で水素燃料電池システムの生産を開始

ホンダGMは、合弁会社の「Fuel Cell System Manufacturing LLC(FCSM)」において、水素燃料電池システムの生産を開始した。FCSMは、大規模な燃料電池の量産を目的とした合弁会社だ。

2017年1月に設立されたFCSMは、ホンダとGMが折半出資。GMとホンダのさまざまな製品やビジネスに利用される世界水準の水素エネルギーソリューションを生産する。

GMとホンダのエンジニアは、2013年から新世代燃料電池システムの共同開発に取り組んでおり、耐食性素材の使用や低温動作性の改善により、ホンダの2019年モデルの燃料電池車『クラリティ』と比較して、耐久性を2倍に向上させた。また、スケールメリットを活かし、セル設計の進化、補助機器の簡素化、共通調達の利用、レアメタルの使用削減などにより、開発と製造コストを低減させた。これにより、新型燃料電池システムの製造コストは、2019年モデルのクラリティと比較して、約3分の1になる。


《森脇稔》

特集