西武鉄道の特急ニューレッドアロー、引退カウントダウン…過去最大の334億円を投資

10000系特急小江戸
  • 10000系特急小江戸
  • 新宿線系統での有料着席サービス、40000系拝島ライナー
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  • 連続立体交差事業

西武鉄道は5月9日、2024年度鉄道事業設備投資計画を発表した。西武鉄道で過去最大の総額334億円を投資する。さらに新宿線で有料着席サービスの刷新を計画しており、現行の特急10000系車両ニューレッドアローは置き換えの対象となる。

西武鉄道は、5月9日に西武ホールディングスが公表した長期戦略ならびに中期経営計画に基づき、「安全・安心・快適」をキーワードとした価値向上と持続的発展を通じて、住みたい沿線・訪れたい沿線となるための事業に取り組む。

これらの戦略の初年度となる2024年度は、「安全・安心なサービスの追求」を事業の根幹に、「沿線価値向上」・「デジタル化」・「働きがい向上」を重点テーマとして、西武鉄道過去最大(自社投資額)となる総額334億円の鉄道事業設備投資を実行し、次年度以降も見据えた沿線価値創造に取り組むという。

重点テーマの「沿線価値向上」では、新宿線の連続立体交差事業や環境にやさしい車両の導入を進め、2025年度以降も、新宿線の有料着席サービスを刷新するなど、新宿線のバリューアップを推進するという。

現在、新宿線で運行している指定席特急「小江戸」用車両の10000系ニューレッドアローについて、今後新たな車両へ置き換えるとともに、有料着席サービスの刷新を検討している。柔軟な運行形態や着席機会の拡充などのサービス向上を図るという。2026年度中の運行開始を予定。

《高木啓》

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