マツダから発売された新型コンパクトカーの『ベリーサ』。シャシーやエンジンのベースとなるのは『デミオ』なのだが、実際に走らせてみたフィーリングは、デミオとは随分と異なった味付けになっている。
東京・丸の内の新名所「丸ビル」内に、マツダの新型コンパクトカー「ベリーサ」の特設展示会場「ベリーサギャラリー」がオープン。きょうの産経がカラー写真付き、朝日はモノクロ写真付きで紹介している。
マツダはコンパクトカーの『ベリーサ』発売記念として、ベリーサのイメージキャラクターの川原亜矢子と桐島ローランドのアート・コラボレーション・イベント「マツダ ベリーサ・ギャラリー」を開催中。
マツダ『ベリーサ』には、20GB容量のHDDオーディオがオプションとして設定されている。カーナビ機能のひとつとして「音楽リッピング機能を持つモノ」はこれまでにも存在しているが、純然たるオーディオとしてのHDDモデルは日本初の設定。
マツダ『ベリーサ』(6月28日発表・発売)のボディカラーは全部で9色。うち3色はベリーサのために調色されたニューカラーだ。アークティックホワイト以外、全色メタリックまたはマイカ色となる。
マツダ『ベリーサ』(6月28日発表・発売)の足回りは、フォードグループBセグメントシャシーのもの。すなわち『デミオ』、フォード『フィエスタ』と共通ものが採用されている。
マツダ『ベリーサ』(6月28日発表・発売)のエンジンは「ZY-VE」型直列4気筒1.5リットルの1本のみ。ベースモデルである『デミオ』と同一のもので、マツダの新世代エンジンMZR属である。
マツダ『ベリーサ』(6月28日発表・発売)の開発陣がとくにこだわりをみせるのは、前後のシート設計だ。フロントシート、リアシートとも、クッションストロークとサイズをしっかり取った、機能性の高いものに仕上げている。
マツダ『ベリーサ』(28日発表・発売)のインテリアについては、質感重視。といっても、過剰な装備できらびやかに飾り立てるといった守旧的な高級感は追求していない。造形や触感などによって表現される感性品質重視。
ベリーサのデザイナーは、マツダのデザイン戦略スタジオに所属する栗栖邦彦氏。ユーノス『プレッソ』、『ランティス・クーペ』など、マツダのモデルの中でも個性的なモデルを手がけてきた。
マツダ『ベリーサ』(28日発表・発売)の生産は『デミオ』とおなじライン設備で行なうことができる、いわば姉妹車であり、同じ5ドアハッチバック。では2車の間には、どのような差異が設けられているのだろうか?
マツダ『ベリーサ』(28日発表・発売)の対象ユーザーは、モノ選びに「自分らしい上質さ」「こだわり」を求める30代前後で子供のいないカップルだという。それに加えてマツダでは、子育ての終わった熟年夫婦の需要も期待している。
車内に間接照明(センターコンソールボックス付近)を採用するなど、「光」でも上質感を演出しているマツダ『ベリーサ』(28日発表・発売)。実は、ヘッドライトにも上質感を演出するための変わった仕掛けがあった。
“上質なコンパクトカー”を謳うマツダ『ベリーサ』(28 日発表・発売)。「上質=高級ではありません」とは、国内マーケティング本部で商品ブランドマーケティングを担当している遊上孝司さんの言葉。
内外装の上質感が注目されるマツダ『ベリーサ』(28日発表・発売)だが、見えない部分でもクルマとしての基本性能が開発のベースとなった『デミオ』よりも大きく進化している。そのひとつが、安全性が向上したボディだ。