トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は26日、東京・新木場のスタジオ・コーストで開いた新型『bB』の発表会場で、「マーケティングをしっかり研究していく必要がある」と語った。
トヨタモデリスタインターナショナルは、『bB』のモデルチェンジ(26日発表)に伴い、『STREET BILLET』など5タイプのカスタマイズとカスタマイズパーツ「MODELLISTA SELECTION」を一挙にリリースした。
新型トヨタ『bB』(12月26日発表)のデザインについて、ダイハツ工業デザイン部第3スタジオの岩村卓さんは「コンペの結果トヨタ案が選ばれ、それをベースにトヨタとダイハツ両社でデザインをまとめあげました」と説明する。
最近の若年ユーザーのクルマ離れは著しい。クルマは走ってナンボという既成概念をくつがえし、クルマ型ミュージックプレーヤー、移動式クラブというコンセプトで、その若年ユーザーたちを刺激するというのがトヨタの狙いだ。
26日、トヨタ自動車は新型『bB』を発表した。チーフエンジニアの古山淳一さんは、「音楽を楽しむため、スピーカーの位置を最初に決めてから車内空間を構成しました」と説明する。「目指したのは、クラブで音楽のシャワーを浴びるような環境です」
トヨタ自動車は、26日発表した新型『bB』の国内販売計画をこのモデルのライフサイクルを通じた平均で月5000台とした。初代は約6年間で月4000台強とロングセラー車に成長したが、新型ではさらに上乗せを図る。
トヨタ自動車の渡辺社長は26日東京で開いた新型『bB』の発表会場で、「若い世代の考えや心をつかむため、このクルマのデザインで私は決裁しなかった」と述べた。
トヨタは、コンパクトハッチバックの『bB』をフルモデルチェンジし、全国のネッツ店を通じて26日に発売した。若者の嗜好を満たす「クルマ型Music Player」が開発テーマ、「音・光・まったり」が商品企画のキーワード。
ダイハツ工業は、トヨタ自動車向けの受託生産が急増する見通しを明らかにした。
トヨタ『bBコンセプト』は、次期bBのものと思われるボディをベースに、大出力オーディオやイルミネーションを実装し、若年ユーザーをメインターゲットに「自分のお気に入りの基地」というコンセプトを提案するモデルだ。
トヨタテクノクラフトTRDは、フロントタワーバーの適合を追加した。新たに適合したのは、『bB』(NCP35)、『ウィッシュ』(ZNE14G)、『イスト』(NCP65)の3車種3型式。
トヨタ自動車は、『bB』に特別仕様車「S“Wバージョン・HIDセレクションII”」と、「Z“HIDセレクションII”」を設定し、28日から発売した。
小型車が売れない、というアメリカの神話を崩すように、『MINI』、トヨタの「サイオン」ブランドなどの小型車が好調だ。特にサイオンは今年前半で7万5000台近くを売り上げ、年間ベースで15万台が予想されている。
ニューヨークモーターショーで発表されたサイオン『t2B』のデザインのリミックスキーワードは、オネスティ(Honesty=正直)、サトルティ(Subtlety=微妙な)、アイロニイ(Irony=予期しない結末)。