日産自動車の関連会社であるオーテックジャパン(神奈川県茅ヶ崎市)は『セレナ』ベースの特別仕様車『キタキツネ』を改良し発売した。
日産自動車は27日、ミニバン『セレナ』にアウトドアレジャーに適した装備を充実させた「コールマンバージョンII」を追加して発売した。昨年5月に期間限定で発売した特別仕様車「コールマンバージョン」が好評だったことからレギュラー化したもの。
今回のマイナーチェンジではフロント、リヤなど外観の一部に新デザインを採用した。またインストゥルメントパネルを、カーナビ画面を中心とした左右対称の形状とするなどインテリアも一新した。そして両側のスライドドアにはリモコンで操作するオートスライド機構を採用した。
情報筋によると、日産は来年1月早々に予定していた『セレナ』ワゴンのマイナーチェンジを12月25日に繰り上げて実施するようだ。トヨタが『ノア/ヴォクシー』を発売、ホンダが『ステップワゴン』に特別仕様車を設定するなどしているため、早めに対抗策を打ち出すのが狙い。
日産は当初来年1月としていた『セレナ』ワゴンのマイナーチェンジを年内に繰り上げる模様。12月25日に発表し、本格販売を年明け早々とするようである。
日産自動車は12月4日に『セドリック』/『グロリア』、来年の年明け早々に『セレナ』をマイナーチェンジ、2月には『マーチ』を一新、4月スズキ>からOME供給を受ける新型軽自動車の発売で、年初から飛ばす構えだ。
KINO』は『リバティ』と『セレナ』の中間くらいに位置するコンパクトミニバンのコンセプトカー。デザインはミュンヘンにあるNDE(日産デザインヨーロッパ)、モデル製作はイタリアのカロッツェリア、ストーラが担当した。
日産は量産モデルのモデルチェンジパターンでフルモデルチェンジの中間に実施するマイナーチェンジの期間をこれまでの2年から半年程度延長し、その代わりに改良幅を拡大し人気回復に力を入れる方針である。