ドライブトレーン、運動性能/乗り心地のバランスなどあらゆる面で印象はよく、確実に競合モデルよりも一枚上手。また見た目からわかるように商品性も非常に高く、多くの人に好かれる内容となっている。
昨年秋に発売され、好調な販売を記録している日産のコンパクトカー、『ティーダ』とセダンの『ティーダ ラティオ』に1.8リッターエンジン搭載車が追加された。
「上質指向」をPRしているが、じつは4人分の移動空間をコンパクトに凝縮するための定石を踏まえた「健康な」パッケージングの持ち主である。
クルマ買い取りの大手、ガリバーインターナショナルが運営するガリバー自動車流通研究所は、最近の新型車のリセールバリュー(=中古車買取価格÷新車価格)を発表した。同研究所が注目したのはトヨタ『アイシス』と日産『ティーダ』。
端正さとモダーンさをミックスしたほどよいスタイリングには安心感がある。
『ティーダ』の特徴は、広いキャビンとデザインされた室内空間だ。インテリアは最近の日産トレンドに従って、整理されつつモダンインテリアの概念を積極的に取り入れて、安心感のある空間を形成している。
大型サイズでランバーサポートの効いたフロントシートは嬉しいが、そんな大判シートを実現させるための操作レバーの“内側配置”は初めて乗るとやっぱり戸惑う。
日本自動車販売協会連合会が発表した1月の乗用車車名別順位によると『カローラ』が9740台で1位だった。2位は日産の『ティーダ』で、35台差の9705台だった。
大きめのドアは乗り降りがしやすく、乗り込むとゆったりサイズのシートが迎えてくれる。太股を支える部分が出っ張りすぎるような気もするが、座り心地は悪くない。
日産の新型セダン『ティーダ ラティオ』に乗ると、意外なほど安定した乗り味であることに驚く。荒れた路面では多少路面の感覚が強く伝わるが、市街地を走っているときには、比較的フラットな乗り心地で、加減速による前後のピッチングも少ない。
『ティーダ ラティオ』に搭載されるエンジンは『ティーダ』と同じ、新開発の1.5リッターエンジン。
日産からリリースされた小型セダンの『ティーダ ラティオ』。先に発売された5ドアハッチバックの『ティーダ』のセダンバージョンであるとともに、長年日産のコンパクトセダンを担ってきた『サニー』の後継車である。
東京オートサロン(14−16日、幕張メッセ)に参考出品された『ティーダAXIS Elegante』(アクシスエレガンテ)は、優雅なタン色のレザーインテリアで人気を集めている「ティーダAXIS」のリメイク版だ。
チューニングカー、カスタムカーのモーターショー、「東京オートサロン」(14−16日、幕張メッセで)が開催された。日産の『マーチ』はベース車として定番、『キューブ』が新定番になりつつある。『ティーダ』や『ラフェスタ』など新型も登場。
日産が総力を挙げて開発した新エンジンや『スカイライン』用に開発された路面からの細かい上下動を吸収する“リップルコントロール”付きのダンパーを採用するなど、コンパクトカーの意欲作なのだけれど、残念ながら狙いに届いていないようだ。