ジャガーらしいたたずまいのワゴンで、内外装とも高級感を感じさせる。
Xタイプエステートは、まさにコンパクトなワゴンの理想的な仕上がりをみせる。走りは穏やかであり、だが腰のあるもの。軟弱ではけしてないものの、乗り心地もいい。
ジャガー初のワゴンボディは、まわりがヨーロッパ車だらけの国際試乗会の場では「後ろ姿にジャガーらしさが足りないか…」と感じたが、日本で見るとまずまずのプレミアム感を演出していてひとまず納得。
高級ワゴンが愛されるイギリスなのに、なぜ今までジャガーのワゴンがなかったのか、それが不思議。
乗ったのは主に2リッターのFFモデルだが、走りに関してかなりの不満が残った。とにかく加速が悪い。
ジャガーといえば遊蕩としたサルーンか、爛れた風情の贅沢なスポーツカーだが、今度、『Xタイプ』にジャガー初のワゴン(エステート)モデルが追加された。もちろんシャシーベースは、フォード『モンデオ』だが、Bピラーから後ろを専用設計にすることで、まったく違和感なく、スタイリッシュなワゴンボディを実現している。
ジャガージャパンは、『Xタイプ』にジャガー初となるエステートモデル、「Xタイプエステート」を設定して今月17日から発売すると発表した。