日産自動車から5月22日に発表された新感覚SUV『デュアリス』。その魅力のひとつが完成度の高い足まわりだ。前後とも新開発。
23日発表の日産『デュアリス』、CMキャラクターの「パワード・スーツ デュアリス」はロボットではなく、人間が装着することで能力が拡張するスーツ、すなわち着用型動力強化装置である。
23日発表の日産『デュアリス』、CMキャラクターの「パワード・スーツ デュアリス」は、人間が操縦するロボットではなく、人間が装着することで能力が拡張するスーツ、すなわち着用型動力強化装置である。
5月22日に発表された日産自動車の『デュアリス』。日本国内の売れ筋は、FF車がある程度のボリュームを占めるだろうと予想されているのだが、もちろん4WD車もラインナップする。
日産『デュアリス』のエンジンは、2.0リットルの設定で、『セレナ』や『ラフェスタ』など多くの車種に搭載されている「MR20DE」型(137ps/20.4kgm)となる。専用チューンとして、排気系の見直しを行ない、実用域での扱いやすさを向上させているという。
デュアリスは日産からの新しい提案型商品として開発された。日本投入の目的としては、「新しいユーザーの獲得」「日産のブランドイメージ向上」「国内市場の活性化」があげられた。
日産自動車から22日に発表されたSUV『デュアリス』。欧州市場を主要ターゲットとしているだけに、製品企画で従来のSUVにはない斬新なアプローチが数多くあるが、ルーフ上で目に付くのが、スタイリッシュガラスルーフだ
22日に発表された日産自動車の新ジャンル SUV『デュアリス』。目を引くのがデザインだ。ボディ両端を前後に貫く太いラインは、コンパクトなサイズながらボリューム感は満点。大きくグリルが開いたバンパーも強い“守られ感”を演出している。
「どんな状況、どんな要求にもしっかり応えてくれる。そんな冒険心をカタチにしたのが、『デュアリス』です。」とコメントしているのは、ステファン・シュワルツ・プロダクトチーフデザイナー。(23日、新型『デュアリス』発表会資料)
男性のクルマの購入決定には、身近な女性の同意が不可欠ということもあり、女性層へのアピールも重要。今回の押切もえ効果で、購入層の若返りや女性ユーザーからの支持を獲得しようという意図もうかがえる。
日産自動車から22日に発表されたSUV『デュアリス』。昨年開催のパリモーターショーで『キャシュカイ』として先に発表されているように、欧州をメインターゲットにしたモデルだが、日本への導入は当初より決まっていた。
日産『デュアリス』はすでに欧州で『QASHQAI』(キャッシュカイ、キャシュカイ)として販売され、一定の人気を得ているクルマ。しかし、最近の欧州からの“輸入”日産車の『マイクラC+C』のように現地の名前のままで販売されない。
欧州では『キャシュカイ』として売られている日産『デュアリス』、フランスでの価格は、2.0リットルガソリン仕様で2万0400−2万6800円ユーロという。1ユーロ=164円換算で計算すると335万−440万円という高級車の価格だ。
デュアリスは、エクストレイルに比べて、街乗りをより意識したコンパクトなSUVという位置づけだ。エクストレイルは車体も大きく、クロスカントリーのイメージを持ち、ユーザーは違うとしている。実際に、サイズも価格もデュアリスがやや下になる。
英国日産のサンダーランド工場で生産される『デュアリス』。はるばる海を渡ってくるわけだが、販売される95%のクルマは国内生産車と同等の納期で納車となるという。このわけは、グレードを絞り込んだため在庫管理がしやすくなったというのだ。