1月15日から千葉県幕張メッセで開催された東京オートサロン。そのブースでトヨタはスバルとのコラボスポーツ『FT-86』を出展した。
GAZOO Racingが追求してきた「走りの味」と「クルマの楽しさ」を、幅広い層に提供すべくトヨタが立ち上げた、新たなスポーツコンバージョン車シリーズのブランド「G Sports」(G's)だ。東京オートサロン でも複数台を展開している。
“ハチロク”というとレーシングコミック『頭文字D』の主人公藤原拓海の操る愛車として有名。
東京オートサロンはいうまでもなくカスタマイズカーを扱っているので、ターゲットは当然若者になるが、例年以上に若い世代を指向していた感があったのが、トヨタだ。スポーツ系のコンセプトカーが複数台見られた。
トヨタがデトロイトショーで発表したハイブリッド・コンセプト『FT-CH』。その技術・スペック面での全貌は「『プリウス』より一回り小さなサイズ」という以外詳細を明らかにされていないが、内外装のデザインにはひとつのキーがある。
トヨタといえば『プリウス』が元気だが、東京オートサロンのブースでは、そんなプリウスのコンセプトカーが3台展示された。
“ハイブリッド・シナジー・スポーツ”。優れた環境性能と走る楽しさを高次元でバランス。“MOONCRAFT YURA STYLE”による新感覚フォルムの提案。(東京オートサロン 2010 with NAPAC。1月15 - 17日、幕張メッセ)
ミニバンでも走りの楽しさを忘れられない人へ送るスポーツモデル。スポーティさに合わせて、エレガントさ、アグレッシブさを表現したスタイルになっている。(東京オートサロン 2010 with NAPAC。1月15 - 17日、幕張メッセ)
「若い人たちに、楽しいFRで遊んでもらおう」という目的のもとに開発されたコンパクトFRがトヨタ『GRMN FR ホットハッチコンセプト』。2BOXボディというホットハッチをコンセプトに、1.5リットルエンジンをフロントに縦置きで搭載した。
『FT-CH』のフォルムは、フランス・ニースに拠点を置くトヨタの欧州デザイン部門、ED2が担当。若い顧客をターゲットに、軽快なイメージの5ドアハッチバックボディを構築した。
2009年8月に発表し、1週間で完売したトヨタ『iQ GRMN』。それをベースとし、1.3リットルエンジンにスーパーチャージャーを合体させ、17インチアルミホイール、スポーツシート、オリジナルエアロパーツ、アンダーフロアカバーなどで味付けしたコンセプトモデル。
ミニバンでも走りの楽しさを忘れられない人へ、トヨタが贈るスポーツモデルの提案が『ノアGスポーツコンセプト』だ。意のままに操る楽しさと、乗り心地とを高次元でバランスしたという。スタイルでは、スポーティさに合わせエレガントさも表現した。
「東京オートサロン2010」が15日、千葉県の幕張メッセで開幕したが、いつも以上に展示に力を入れていたのがトヨタ自動車だ。それも頷ける話で、なにしろ豊田章男社長がトークショーに登場し、クルマの楽しさを訴えるとあっては、手を抜くわけにはいかない。
米国トヨタ販売は11日、燃料電池車の『FCHV-adv』100台以上を使用した実証実験を向こう3年間、カリフォルニア州とニューヨーク州で行うと発表した。
千葉県幕張メッセで「東京オートサロン 2010with NAPAC」が開催される。期間は1月15 - 17日。自動車メーカー、アフターマーケット・パーツメーカー、カスタムショップなど403の企業、学校、団体が参加する。