「SLIM」(Sales Logistics Integrated Management)を中心に滞留車の低減活動を進めていくと同時に、販売店のオーダーカイゼンには力がこもっている。
トヨタ生産方式の思想を背景に、最先端のICT技術を用いて生み出された「次世代トヨタ方式」。カイゼンを積み重ねたシステムを活用し、いよいよ“果実”を手にするフェーズにさしかかっている。
トヨタ自動車と中国の広州汽車集団の合弁会社、広汽トヨタは4日、生産累計100万台の達成を祝い、中国広東省広州市の同社工場で、記念式典を行なった。
セントラル自動車の葛原徹社長は、宮城新工場開所にあたり前職の広汽トヨタ(中国広東省)社長(総経理)時代の成果を積極的に採り入れたいと語った。
トヨタ自動車は20日より開幕した広州モーターショーで、広汽トヨタ・一汽トヨタ合わせた2010年の中国販売台数が80万台に達したことを報告するとともに、2011年の販売目標を90万台とすることを発表した。毛利悟常務役員がプレスカンファレンスで語った。
トヨタ自動車と中国の広州汽車集団の合弁会社、広汽トヨタは12日、中国広東省広州市で『カムリハイブリッド』のラインオフ式を実施、同日より中国での販売を開始した。
トヨタ自動車には豊田章男社長が「トヨタを継承した私の使命」と考えて取り組む一大プロジェクトが存在する---。『TOYOTAビジネス革命』第1章に収録されている豊田章男への単独インタビューを抜粋し、このプロジェクトが始まった経緯と狙いを探る。
ATTTのトヨタブースでは広汽トヨタで運用されている新自動車流通システム「SLIM」 (Sales Logistics Integrated Management)をデモンストレーションを交えて披露した。
国際自動車通信技術展(ATTT)セミナーの基調講演一番手で登場したのは、広汽トヨタ総経理助理(社長代理)の友山茂樹氏。友山氏はe-Toyota部の主査を務め、トヨタの子会社であるICTシステム会社 トヨタメディアサービスの社長も兼務する。
先進のICT技術やテレマティクスを駆使し、中国で成長し続ける次世代の「トヨタ方式」。その可能性と今後の戦略について、キーパーソンである広汽トヨタ総経理助理・トヨタ自動車 e-TOYOTA部主査の友山茂樹氏に話を聞いた。
広汽トヨタ長凱白雲店に隣接された広大なスペース。同一資本が経営する3店舗分の在庫を持つ共同新車センター(配車センター)である。そこには百数十台はあろうかという『カムリ』と『ヤリス』が保管されているが、いったん配車センターに車両をプールするのはなぜか。
広汽トヨタ(GTMC)のディーラーオペレーション・顧客管理システム『e-CRB』は、高度に統合されたICTシステムではあるが、これを円滑に運用し、来店・販売やアフターサポートに結びつけるのはあくまでも“人” の仕事である。
日本ではカーナビの一機能として見られがちなG-Book。だが中国においては、各種の情報提供/コンシェルジュ/エマージェンシーサービスを提供すると共に、『e-CRB』を構成する車載通信端末として、ディーラーとオーナーを繋ぐゲートウェイの役割も担っている。
広汽トヨタ(GTMC)ディーラーのほとんどは販売店に本格的な整備・修理工場を併設しており、鈑金塗装ブースまで自社で揃える。取材した広汽トヨタ第一店では、サービス工場に入庫してくる車両はなんと月間900台に達するという。
トヨタが中国に導入しているCRM構想「e-CRB」。その中核システムとして、顧客獲得・販売支援から、アフターサービスや買い換え支援に至るまでの顧客対応を司るのが「i-CROP」だ。そして、顧客とi-CROPとの関係のなかで重要な役割を果たすのがコールセンターだ。