ヨーロッパでも通用するクルマとして『アベンシス』が目指したことのひとつに「ヨーロッパ流の走行性能」をあげることができる。開発チームがサスペンションをセッティングする際に心がけたのは安定性だという。
「個性的でありながら、ヨーロッパの伝統ある風景にうまく溶け込む」。チーフエンジニアの福里健氏によると、これが『アベンシス』のスタイリングだ。
『アベンシス』開発時の合言葉は、「欧州車を越える、トヨタの欧州車」。そもそもアベンシスは、ヨーロッパをターゲットに、ヨーロッパトヨタで現地スタッフと日本人スタッフが共同で開発し、トヨタのイギリス工場で生産される生粋のヨーロッパ車だ。
想定ユーザーはどのような人たちだろうか。チーフエンジニアの福里健氏は「輸入車には興味があるが、高くて手が出せないでいる人や、輸入車に多いといわれている故障を危惧している人たち」と語る。
トヨタ自動車の金融子会社のトヨタファイナンスは、アベンシスの発売に合わせて支払額可変システム「e-way」を開発して6日から取扱いを開始すると発表した。新車ローンで、支払額が変動できる仕組みは初めて。
トヨタ自動車は6日、新型車『アベンシス』を発売した。発表会には英国の生産拠点、TMUKのアラン・ジョーンズ取締役会長が出席。「ハリー・ポッター」やベッカムの日本での人気を引き合いに出し、「我々の新型車も、魔法の魅力で日本のユーザーに受け入れてもらえると期待している」と述べた。
トヨタのイギリス工場で生産され、日本に輸入されるトヨタのヨーロッパ戦略車となる『アベンシス』には、ヨーロッパで鍛え上げられた走りと、日本車の品質の高さが融合されている。
トヨタ自動車は6日、ミドルセダン/ステーションワゴンの『アベンシス』を発表・発売した。『アベンシス』はヨーロッパトヨタが開発を担当。イギリス工場で生産し、日本に輸入される「輸入車」だ。