幕張メッセで開催の東京オートサロン2014、NGKブースには70年代後半にF1で活躍した往年の名車、ロータスのマシンが展示された。
往年のF1マシンの展示に「40代以降の方に懐かしく思って頂けるようで、かなり写真を撮られる姿がありました」と日本特殊陶業自動車関連事業部の岩井大明氏は会場での反響を話した。
会場で、78年のロータスF1マシンを出展したのは、NGKスパークプラグ搭載マシンのF1通算300勝を記念したもので、ホンダ『RA271』から始まる通算300勝までの道のりを示す展示と合わせて、NGKレーシングプラグの品質をアピールした。
F1に使われるプラグと市販用プラグの違いについて聞くと、岩井氏は「最新のF1用プラグは技術的に秘密の部分が多くお見せすることが出来ませんが、昨シーズンまでのF1エンジンですと1万6000回転も回り、非常に振動が多いことから“セミ沿面タイプ”と呼ばれる電極のないタイプを使っています」と話す。
さらに、現在のF1マシンへのプラグ供給状況を聞くと「我々がテクニカルサポートをしているフェラーリとマクラーレンメルセデスチームに関しては開発のお手伝いをして、プラグに関してもスペシャル品を供給しています。この2チーム以外のチームに関しても、2013年シーズンは1チームを除いたチームに既存の品番を納入するカタチで協力しています」と明かした。