ヒョンデのEV『アイオニック5』に改良新型、航続拡大…韓国で発表

ヒョンデ・アイオニック5 改良新型
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ヒョンデは3月4日、小型EV『アイオニック5』の改良新型を韓国で発表した。

改良新型は、製品仕様の向上と新技術の適用により、EVの競争力を維持することを目指している。バッテリー容量が77.4kWhから84.0kWhに増加し、それに伴い航続が拡大した。

外観の強化には、洗練されたV字型ガーニッシュや再設計された前後のバンパーが含まれ、ロー&ワイドのスタンスを強調している。全長は20mm増加し、4655mmとなった。全幅1890mm、全高1605mm、ホイールベース3000mmは変わらない。

ダイナミックな外観をさらに強化し、空力性能を向上させるため、リアスポイラーが50mm延長され、新しいエアロホイールが採用された。

車内では、センターコンソールのユニバーサルアイランドの上部に、シートヒーターやベンチレーション、ヒーター付きステアリングホイール、駐車支援機能など、頻繁に使用される機能を操作できるスイッチが新たに設置された。また、スマートフォンのワイヤレス充電パッドが下部から上部に移動し、使い勝手が向上した。

さらに、ピクセルライトを備えた新しいステアリングホイールデザインが導入され、インフォテインメントとエアコンのコントロール配置が改善され、操作の便利さが向上している。

ユーザーのモバイル体験と便利さを高めるため、次世代のインフォテインメントシステム「connected car Navigation Cockpit(ccNC)」が装備された。また、車両の主要な電子制御を最新の状態に保つため、ワイヤレスのオーバーザエア(OTA)ソフトウェアアップデートが装備されている。

また、ハンズオン検出(HOD)ステアリングホイール、レーンキーピングアシスト2、リモートスマートパーキングアシスト2(RSPA 2)、前方/側方/後方駐車衝突回避アシスト(PCA-F/S/R)を採用する。

改良新型には、道路からの振動を軽減するショックアブソーバーが搭載され、よりスムーズな運転体験を提供する。カウルクロスバーの剛性が高められ、ステアリングホイールの振動が減少した。後輪と車体の下部の補強が倍増し、安定性と敏捷性が向上している。車体の剛性が強化され、低周波の騒音が減少し、モーターの騒音制御が最適化された。後輪モーターの追加の遮音材が全体の静かさを向上させるという。

《森脇稔》

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