ソニーは11日、小型IC記録メディア「メモリースティック」のハードウェアライセンスをドイツのフォルクスワーゲン社、アウディ社と結ぶことで合意したと発表した。自動車メーカーとライセンス契約を結ぶのは今回が初めてだ。
フォルクスワーゲンでは「小型で取り扱いも簡単なメモリースティックは、自動車機器用途としては最適な洗練されたメディア」と絶賛、ソニーとメモリースティックを使った新技術を共同開発していくことを明らかにした。一方のアウディも「車内のエンターテイメント用途や情報システム用途として将来性のあるメディア」とコメントしている。
メモリースティックは98年9月に発売され、今ではデジタルビデオカメラやパソコンなどソニー製品に幅広く採用されている。4MB、8MB、16MB、32MB、64MBのラインアップがあり、2001年には256MBの導入が計画されている。