【ホンダスポーツ】F1…歴史的大敗からの再起

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2月21日、ホンダはF1をはじめとする2008年のモータースポーツ活動に関する体制記者発表を都内で開催した。

昨年の歴史的大敗からの再起をかけるF1(ホンダ・レーシングF1チーム)は、ドライバー布陣こそジェンソン・バトン&ルーベンス・バリチェロで不変だが、昨シーズン中から続いてきた開発スタッフの人材増強策の総仕上げとして、このオフにはロス・ブラウン(ブロウン)の加入が決定した。

ベネトン - フェラーリのテクニカルディレクターとしてミハエル・シューマッハとともに頂点を極め続けたF1界最強の知将が、今度はチーム代表という立場でホンダの立て直しに挑む。「ホンダは高いレベルの情熱をもってF1に挑戦している企業だと思っていた。実際にホンダに入ってみて、それは私が思っていたとおりだったよ」とロス。

「新しいメンバーと新しいフィロソフィーをチームに定着させて、ポイントをたくさん獲得したい。そして、レギュレーションが大きく変わる予定の09年こそは、白紙でスタートできる年。立ち直りの契機とできるシーズンだろう。今季の戦いを、そこにつなげていきたいと思う」と、中期的な展望を含め、新天地での意欲を語った。

フェラーリ在籍時代(00 - 05年)にブラウンをよく知るバリチェロは、「ロスの加入によって、よき指導力を得られた。組織的に足りなかったところを満たすことができたと思う。とても前向きに、いい気持ちで新しいシーズンに臨むことができるよ。あとは信頼性のあるマシンで、最善を尽くすのみだ」とコメント。

バトンも、「今年のマシンは信頼性があって、とてもスムーズ。運転のしやすいマシンなんだ」と「RA108」を絶賛。巻き返しを誓った。

福井威夫社長のコメントからも、「昨年の悔しい思いをバネにして、みなさんの期待に応えられるよう、チャレンジしていきたい」と、復活への決意が滲み出ている。

開幕は3月16日決勝のオーストラリアGP。残るわずかなテスト期間でホンダは戦闘体制の最終確認を行ない、メルボルンへと出発する。

《遠藤俊幸》

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