スペインGP以降、1回目のフリー走行でルーキードライバーにドライブさせるチームには、1セット多くタイヤが支給されることになった。
今季のルーキードライバーの1人、エステバン・グティエレス(ザウバー)は、上海のクラッシュで多くのことを学んだと語る。レーススタートから5周目、グティエレスのザウバーは、ブレーキングポイントの目測ミスからエイドリアン・スーティルのフォースインディアに追突した。グティエレスは中国GPリタイアという結末に加えて、バーレーンGPのグリッド5位降格というありがたくないボーナスを与えられた。
自身のエラーに対し妥当な処分であると認めるグティエレスだが、二度と同じミスはしないと決意を語る。
「誰にでもあるエラーだと思うけど、僕は二度と同じことはやらないつもりだ。タイヤが不足してフリー走行をフルに利用できなかったことも原因のひとつだった。だから僕みたいなルーキードライバーにとっては、練習用にタイヤをもう1セット余分に支給してくれるのはとてもありがたいよ。フリー走行の機会を増やすことには皆が賛成だと思う」