4月のフィアットグループ欧州販売9.8%減、新型パンダは64%の大幅増

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イタリアの自動車大手、フィアットグループは5月17日、43月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は6万8181台。前年同月比は9.8%減と引き続き落ち込むが、Aセグメントで好調な販売を示す。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比4%減の5万2473台と、2か月ぶりのマイナス。そんな中、新型『パンダ』が4月は前年同月比63.9%増の1万3000台以上を売り上げ、欧州Aセグメントで12.5%の市場シェアを確保。『500』も19.5%増の約1万5000台を販売した。フィアットによると、この2車種の合計シェアは欧州Aセグメントで最大になるという。追加投入された『500L』も、4月は約2500台を販売。

一方、ランチア/クライスラーは、前年同月比18.7%減の7620台と、10か月連続で減少。アルファロメオも32.9%減の5853台と、前年実績に対して、21か月連続のマイナスが続く。クライスラーグループ傘下のジープも、前年同月比25.2%減の1716台と、4か月連続の前年割れ。

国別の市場シェアでは、地元のイタリアが6.3%と、3月よりも0.3ポイント上昇。4月は6万8000台以上を売り上げている。

また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは3月、欧州で合計485台を売り上げた。

《森脇稔》

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