日産自動車は10月3日、『AD』などのセレクトレバーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日産『AD』『ADエキスパート』、マツダ『ファミリアバン』三菱『ランサーカーゴ』の4車種で、2013年4月26日~7月30日に製造された4906台。
無段変速機(CVT)のセレクトレバーにおいて、表皮成形設備の治具が不適切なため、セレクトボタンとの嵌合部が削れたものがあり、セレクトボタン操作時に嵌合が外れて、セレクトボタンが操作できなくなるおそれがある。このため、Pレンジからシフトできなくなる、または、PおよびRレンジにシフトできなくなるおそれがある。
全車両、当該セレクトレバーを対策品と交換する。
不具合発生件数は6件で、車両製作工場からの情報により発見した。
事故は起きていない。