【ユーロNCAP】日産 キャシュカイ 新型、最高評価の5つ星

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ユーロNCAPの新型日産 キャシュカイの衝突テスト
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日産自動車が2013年11月、欧州で発表した新型『キャシュカイ』。この『デュアリス』の2代目モデルの高い衝突安全性能が、欧州で認められた。

これは2月26日、欧州で唯一の公的衝突安全テストを行うユーロNCAPコンソーシアムが明らかにしたもの。新型日産キャシュカイの衝突安全テストの結果を公表し、最高評価の5つ星と認定している。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テスト。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の割合に応じて、ポイントが配分されるようになった。最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされる。

新型キャシュカイのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は34点。前面衝突では、助手席のダミー人形の胸への傷害レベルが、5段階評価で上から2番目の「ADEQUATE」。側面衝突では、ダミー人形の胸への傷害レベルがADEQUATE。しかし、その他の部位への傷害レベルは最も低く「GOOD」評価。追突想定テストは、前席が5段階評価で上から3番目の「MARGINAL」、後席は「GOOD」を得た。

また、子ども乗員保護性能が41点、歩行者保護性能が25点、安全補助装置の有無が10点。合計ポイントは110点となり、総合評価で最高の5つ星に輝いた。

新型キャシュカイは2014年2月、欧州市場で発売されたばかり。欧州日産は、「新型キャシュカイの先進の安全技術が、事故回避に役立つ」とコメントしている。

《森脇稔》

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