ロータスカーズ日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイは東京オートサロン2022において、世界でまだ展示出来るクルマが1台しかない、『エミーラ』を発表した。
ロータス・エミーラ(東京オートサロン2022)ロータスとして内燃エンジン搭載モデルの集大成であり、最後のクルマとなるのがこのエミーラだ。
エルシーアイ代表取締役社長の高橋一穂氏は、「このクルマは世界に1台しかまだ展示車がなく、アメリカのモーターショー終了後、航空便で1週間ぐらい前に日本に到着。この後またオーストラリアへ行く予定」と述べる。そして、「去年発表発売して今年の枠は200台ぐらいだが、既に今年の分は売り切れた。次のロットは今年の後半ぐらいに確定する予定だ」と人気の高さを強調。なお生産開始は本年春以降である。
エルシーアイ代表取締役社長の高橋一穂氏展示されたのはエミーラV6ファーストエディションだ。ミッドシップに搭載される3.5リットルDOHC6気筒VVTIスーパーチャージドエンジンは最高出力405psを発生。トランスミッションはスポーツレシオ6速ミッションを採用し、オプションでパドルシフト付きオートマチックも選べる。
ロータス・エミーラ(東京オートサロン2022)シャシーには軽量で高剛性の新設計、アルミニウムシャーシを搭載。そのシャシーやオールグラスファイバーボディをはじめとした徹底した軽量化によって、車両重量1400kg台を実現。サスペンションにはビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製コイルスプリングを装備する。
V6ファーストエディションは本来オプションである数多くのパッケージが標準装備された車両で、20インチ超軽量Vスポーク鍛造ダイヤモンドカットアロイホイールはツートン、シルバー、グロスブラックの選択が可能。2ピースハイパフォーマンスブレーキディスクと、ロータスネーム入りAPレーシング4ポットキャリパーはブラック、イエロー、レッド、シルバーから選択可能となり、タイヤの空気圧を常時モニタリングできるTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)も標準装備だ。
タイヤはF1で368勝したグッドイヤー製でエミーラに純正採用されるグッドイヤー「Eagle F1 SuperSport LTS」(公道用)はエミーラの開発段階から最適な調整が行われた専用タイヤだ。サイドウォールにはロータス純正の証であるLTSの刻印が刻まれている。
ロータス・エミーラ(東京オートサロン2022)ボディカラーは、セネカブルー、マグマレッド、へセルイエロー、ダークバーダント、シャドーグレー、ニンバスグレーの 6 色。インテリアトリムとシートは7種類を用意。レザーパターン4種類、人工スエードのアルカンタラは3種類選。ロータスネーム入りシルキックプレートが添えられる。
そのほか多くのパッケージを標準装備としたファーストエディションの価格は1353万円である。